奈良の家×北欧暮らし
今、「奈良の家」をデザインしています。そこに暮らすのは、北欧暮らしが大好きな若いご夫婦。場所は、古都奈良の中でもスポーツ施設やカフェが充実しているエリア。
さて、この空間に、どんな日々の楽しみをデザインインしましょうか。
どうも最近、奈良がすごいことになっている様子なのです。
モンベルが日本でいちばん大きな店舗をつくるというし、星野リゾートも国の重要文化財「旧奈良監獄」を活用したラグジュアリーホテルを開業するということ。
「奈良の家」が建つのは、そんな熱いエリアのほど近く。大きな体育館やカフェもあり、活動的に暮らしたい人にはもってこいのホットスポット。都市部だというのに、近くにキャンプ場まである、なんとも不思議な雰囲気が漂っている場所です。
敷地の資料を見て、最初に想ったのは、南側に開放的なガーデンスペースを設けながら、それにつながるように東側に開放的なパーキングと建物のファサードを描くという全体のゾーニング。このガーデンスペースにご夫婦が足繁く通うサウナのための場所を置くことができないか、と空想を広げていきました。
おりからの建築資材高騰の波を受け、それに飲み込まれないよう、〝ちっちゃいのに広い!〟といういつものデザインコンセプトを最大限に活かしたコスパに優れたデザインを心がけます。
すでに基本デザインを元にした概算工事費も工務店からもらっていて、全体の予算計画もクリアしそう!テントサウナのためのウッドデッキや料理好きなご主人が大活躍しそうな広々としたキッチンプランをミニマム空間の中に、日々の楽しみと共にデザインインしていきます。