『パッシブ+デザイン』がフォレストバーンの基本コンセプトです。
なぜか? 地球環境の未来や、経済の先行き不透明を考えても、家の燃費を
考えないなんて、これからはあり得ないと〝リアルに〟想像していますし、
自然の風や光を感じたいし、もちろん、そのベースには、素敵なデザインが欲しいからです。
そんな思いで、私たちはモデルプランをつくっています。
最近ですと延床面積16坪の平屋を開発中ですし、新たにこの活動に参加していただく
建築家との間では、シンプルな構造の家や、ちょっと詩的なアプローチも楽しいのでは
ないかと盛り上がっています。
できあがったプランはモデルプラン化して、新たなユーザーにご利用いただくように
しています。そこから、〝プランを育てる〟という道がスタートしていくのです。
〝プランを育てる〟というのは、モデルプランの上に自分たちの暮らしを置いてみていただく
ところからスタートします。
そして、その暮らしを動かしてみるのです。できるだけ、リアルにリアルに!
すると、例えば間取りはこう変えたいな、とか。外壁はこんな色がいいな、とか。
いろいろと希望がわき起こってきます。
この写真も、そんな1シーン。
〝プランを育てる話〟は、階段のブラケットにまで及んで、住宅のディテールを自分たちの
理想の姿へと描いていくのです。
これは、今進めているフォレストバーン・コテージの打ち合わせの一コマです!
こんな家づくりの進め方を「ユーザー参加型」と言います。
誰もが、そのインサイト(本音)では、自分の理想の空間に住みたいと願っているもの。
〝プランをつくる、プランを育てる〟という仕組みは、そんなユーザーニーズに応えようと
私たちが進めている家づくりのスタイルです。
〝プランを育てる〟設計がディテールにまで及んだとき、より完成度の高い家が出来上がります。
だから、フォレストバーンの家づくりでは、第一線で活躍する建築家が、
可能な限り詳細設計まで行うようにしています。
この打ち合わせのシーン(盛り上がって深夜にまで及びました!)では、内装の建具のペイント色を
どうするかをみんなで話し合いました。もちろん工務店の現場監督さんも一緒で、施工側からの
〝リアルな〟提案もどしどし飛び出してきます!
そして決まった一つのカラー! こうやって、プランは、確実に育っていくのです。