「家はもっとローテクの方がいいのではないか」。

私たちは、そう考えます。設備やデザインも極力シンプルにして、でも暑いのや寒いのはみんな苦手だから、そこには一工夫を加える。そんなふうに考えていくと、最近の家って、なんだかサービス過剰です。そんなハイテク設備ばかりで造る、画一的な住宅では味気がない!こんなことを考えていた矢先です。東日本大震災が発生し、原子力発電の課題が浮き彫りになりました。オール電化をはじめ、繊細なハイテク機器や設備に頼り過ぎた現代生活を今すぐに考え直す必要が生じたのです。

家はもっとローテクの方がいい!この思いはさらに強くなりました。いざと言う時にローテク性能だけで「自立できる住宅」がいいんだ、と。それはつまり、『「自然の摂理」にかなった素朴なパッシブハウス(光や風などの自然エネルギーを上手く利用する家)を創る』という思いでした。しかし本当の意味で「自立できる家」を造るとなると、相応の予算やある種の覚悟まで必要になります。しかし、それでは、堅苦しい。もっと、カジュアルで、だけど基本的にはパッシブがいいという複雑な思い。自然に逆らわず生きたいと願う現代人は、たぶん、そんなことを考えているのではないでしょうか。私たちは、そんな思いに応えた家を造るために、幾つかの基本ルールを設けました。

一つが、住宅の断熱性能と調湿性能に、ローテクの大きなポイントを置くということ。停電時にも断熱性能が高い家は、冬の寒さにも夏の暑さにも対処できます。もう一つが、木材の品質管理にこだわる信州の森で採れた木材を使うということ。「日本の森」とも言える長野県の認証製品を使えば、その品質の良さが、研究&改善&証明されている木材だから安心です。さらにデザインについては、普遍的で愛着のわくモデルプランを提案し、それを叩き台にした上で、プロの設計者が建主様のご希望をくみ取って設計していきます。

信州の森でつくる家・フォレストバーンは、自然の光と風に抱かれて暮らす森の小屋です。それは、心地いい、気持ちいい、質がいいという3つの「いい」が揃った住宅なのです。